同窓会
7月11日に開催されました同窓会総会は、お蔭様で多くの卒業生が参加していただき、 無事終了いたしました。

2017年7月11日(火)午後、当校スマートモビリティ棟1階特設会場にて、
『第5回 同窓会総会』が開催されました。

同窓会総会は第3回総会以降、5年ごとに開催されていますが、母校を会場としての開催は第2回からの23年ぶりで、1958年卒業の大先輩や、北は青森、南は鹿児島からも同窓生が参加し、元教員を含めた223名が集う中、副会長でもある教育部・渡辺先生(1982年卒)の司会で同窓会が始まりました。
総会では、今回で勇退される杉会長の挨拶、松浪名誉会長(現校長)の挨拶に続き、役員改選、各議案、決算報告が行われ満場一致で了承されました。

 今回の役員改選では、2期10年在任された杉会長の後任には、横浜トヨペット株式会社の矢島取締役(1980年卒)が、渡辺副会長の後任に学生部・石水先生(1989年卒)がそれぞれ就任し、矢島新会長からは「杉前会長をはじめ前役員の皆様のこれまでのご尽力に感謝すると共に、新しい活動として支部の設立も進め、母校のさらなる発展と未来輝く後輩達のために、おしみない支援と協力を続けていきたいと思います」という力強いご挨拶をいただきました。
また、同窓生を代表して参加最古参の小出隆夫さん(1958年卒)、並びに2級課程第1期生卒業の朝岡善紀さん(1973年卒)のご挨拶で歓談が始まり、旧友、恩師との久しぶりの再会で会場が大いに盛り上がり、最後に、石水新副会長の中締めにより総会が終了しました。

 総会終了後はグループ毎での「校内見学ツアー」を実施し、「校内サーキット」、「スマートモビリティ棟」、「西キャンパス(学生用駐車場・オフロードコース・ラジコンコース)」等ここ数年で拡張した施設や、最新の予防安全機能付の教材車等の設備に、参加者からは「以前より、さらに充実した学習環境に驚いた」、「今の学生が羨ましい」といった声が聞かれました。
年代・地域を超えて集った同窓生の皆さんの絆が、さらに深まった総会でした。

総会終了後には、八王子駅までの送迎バスを利用され、各期・各クラス等での同窓会も活発に開催されていました。次回開催は5年後の2022年です。今回参加できなかった皆さんも含めて皆さんお元気で活躍され、次回総会で是非お会いしましょう!

杉会長 挨拶

同窓会長を仰せつかっております、杉でございます。
本日は、多数の現役の方々にご参加いただき、200名を超す同窓生にお集まりいただいております。これも、ひとえに忙しい平日にも関わらず、ご準備いただきました、学校関係者各位のおかげであります。総会開催にあたり、まずは、ご尽力を賜りました、学校関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。
私は07年、前校長の杉山さんの時代に、同窓会長を拝命いたしました。その時、既に少子化は社会問題であり、学校の大きな課題でありましたので、就任の際、卒業生各位に学生のご紹介をお願いし、少額ではありますが支援制度も設けました。 内閣府が出しております出生数のデータを見ると、皆様ご承知の通り、団塊の世代、1947・48・49年の3年間は年270万人弱の数で、その子供、団塊ジュニア誕生の73年ごろの4年間は200万人超えになっておりますが、統計を取り始めた1872(明治5)年以降、初めて出生数が年間200万人を超したのは、さかのぼること約一世紀前の1920年であり、以後、昭和中頃までの数十年、年間200万人で推移しております。 さて、来年入学対象の、今年18歳になる1999年生まれは118万人、これは、10年前の2007年比較で7万人減、15年前の2002年と比較すると31万人減(21%減)となり、18歳人口の減少が顕著であります。更に驚くことは、昨年2016年の出生数は、ついに100万人を切った98万人となり、学生獲得は益々、激化していくことは間違いありません。
本校の卒業生は24,000人を超しております。この一割の方が、生涯1名の学生をご紹介いただくと2,400名になります。地道な小さな活動が、大きな実績につながってまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
一方、日本の人口に関係ないのが留学生です。グローバルにお仕事をされている方は、トヨタが好きだ、車の整備に興味があるという方がいらっしゃいましたら、是非とも当校を留学先としてご紹介いただきたいと存じます。 現役の卒業生の皆様には、もう一つお願いがあります。
“技術を磨け、そして人間性も”が、当校のスローガンであります。
私は30歳から20年間サービス部に在籍し、新入社員を長く見てきました。成長する人、停滞する人、いろいろと見てきました。技術力、これはエンジニアであれば誰でもが努力し磨きます。しかし、伸びる人と、そうでない人の違いは何で決まるか?それは現場の長で決まります。人として、社会人として、皆様方の会社の一員として何が当たり前なのか、当たり前のレベルはどこなのかを毎日接する現場の長が、そのベンチマークの位置を高いところに持たせてあげることが、その人の伸びしろを大きく変えます。もっと言うなら、その人の一生が決まってしまうと言っても過言ではありません。 最近卒業された方は、在校時に実行していたのでご存知だと思いますが、本校のホームページに、
【スーツ登校】
月に1~2回スーツを着て登校する日を設けています(普段は私服で登校)。就職活動では着慣れたスーツで自分の実力を発揮できます。
【社会人マナー講習】
就職活動スタート前に、プロから身だしなみや挨拶の仕方などを学びます。お互いにチェックすることでレベルアップも可能。 現場ではどうでしょうか。エンジニアだけが当たり前のように、他の社員と異なる服装で通勤していないでしょうか。こういった社会人として、やって当たり前のレベルを、いかに高い位置に持たせるかです。素地は学校で作っていただいております。後は、皆様方がそれを伸ばしていただくかです。
このような人の育成が、本校に対する皆様方の会社内の評価になり、高校の進路指導の先生方の評価UPにつながり、「自動車整備を習うならトヨタ東京自動車大学校がナンバーワン」へと繋がってくるものと確信しております。話しが長くなりましたが、
・学生のご紹介
・留学生のご紹介
・卒業生の更なるレベルアップ
皆様には以上をお願い申し上げます。 最後になりましたが。07年から2期10年に渡り、同窓会長を微力ながら務めさせていただきました。ひとえに学校をはじめ、皆様方の多大なご協力があったればこそと感謝申し上げ、また、新会長の基、同窓会の更なる発展を祈念いたしまして、開会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
松浪名誉会長(現校長) 挨拶

皆さん、こんにちは。校長の松浪でございます。本日は、5年ぶりの同窓会総会にご参加頂き、誠にありがとうございます。皆様各地でご活躍のことと大変嬉しく思います。
その皆様の母校である当校ですが、創立63周年を迎えました。昭和29年4月、立川で開校後、昭和46年にこの八王子へ移転しその間に自動車技術教育の先進校として活動する中で、新しい学科を立上げて参りました。現在では自動車整備科、1級自動車科、1級専攻科、スマートモビリティ科、ボデークラフト科の構成となっており約1,000名の学生が学んでいます。同時に、施設、設備面でも拡張して参りました。校内サーキットは平成26年、このスマートモビリティ棟は平成27年、更には西キャンパスも本年3月に完成致しました。皆さんが卒業された当時とは大きく様変わりしているものと思います。
さて、当校を取り巻く環境としては、18歳人口の減少、大学進学率向上、若者の車離れなど、大変厳しい状況にあり、毎年、工夫を重ねて学生募集活動を展開しておりますが、近年の入学者は定員を下回る状況です。
一方、自動車業界各社からは、自動車技術の進歩に対応した技術面の要望に加えて、スマート社会に対応する電気、通信、エネルギー、環境等に関する知識や、コミュニケーション能力を有する人材の輩出が求められています。こうした環境の下、職員一同頑張って参りますが、皆様にも今後の母校発展のために、更なるご支援を宜しくお願い致します。
まず1つ目は、学生紹介のお願いです。紹介制度がありますのでご活用下さい。
また、皆さんのお子さん、お孫さん、兄弟姉妹のご紹介も歓迎です。
この場合は同窓会からの恩典もございます。
2つ目は、寄附金のお願いです。本日も、受付の隣に寄附金コーナーを設置しております。当校は、「特定公益増進法人」として認定されておりますので、寄附金は所得控除対象となっています。一人でも多くの方にご協力をお願いしたいと思います。なお寄付金額の上限はございません。
3つ目は、各地域における同窓会活動の活発化です。地域毎に支部を設けることにより同窓生の輪を広げ、同窓生間の親睦に加えて、各地域からも母校へ有形無形のご支援を頂きますよう、お願い致します。
今後も、皆さんに続く後輩達と母校の発展のために、お力添えをよろしくお願い致します。
それでは、短い時間かとは思いますが、旧友や恩師とご歓談頂き、そして現在の母校をご覧頂ければと思います。 以上で私からのご挨拶とさせて頂きます。有難うございました。
矢島新会長 挨拶

皆様、こんにちは。
本日の役員改選におきまして杉会長の後を受け、同窓会会長を仰せつかりました専門科8期卒業の矢島です。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
また、役員改選に当たりまして、2期10年間の長きにわたり、同窓会会長として就任いただいた杉前会長はじめ、本日、退任される役員の皆様のこれまでのご尽力に対しまして、心から感謝申し上げます。
これからの同窓会の運営につきましては、今までの継続的な活動に加え、新しい活動として支部の設立についても進めて参りたいと思います。そして、なにより、母校であるトヨタ東京自動車大学校のさらなる発展のため、そして未来に輝く後輩たちのために惜しみない支援と協力を続けていきたいと思います。
本日は、選任されました副会長の石水さん、並びに10人の役員と共に力を合わせて進めてまいりますので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。