2010年4月10日、トヨタ自動車・日進研修センターにて「トヨタ店 第29回全国トヨタサービス技術コンクール」が開催されました。全国から故障診断競技及びメンテナンス競技の地区大会優勝者9名と各地区優勝者を除く全国での成績上位者6名を加えたおのおの15名の選手が出場しました。大いに活躍した卒業生たちをご紹介します。
故障診断競技 3位
東京トヨタ自動車株式会社
多摩永山店
2002年卒(研究科6期)
永井仁博さん
研究科を卒業してから8年間、店舗では車検整備、一般整備、故障診断など、いろいろな仕事を経験してきました。
3年間学校で学んだことは、入社してから何度も「勉強しておいて良かったな」と思った基礎中の基礎でした。私が全国トヨタ店サービス技術コンクールに出場できたのは、トヨタ東自大で学んだしっかりとしたベースがあったこと、会社の教育体制が整備されていたこと、そしてなにより「日々進化する車の技術に遅れを取ることなく対応していく為の勉強」の必要性を自覚し取り組めたことだと思います。
後輩のみなさん、常に上のレベルを目指し、充実した毎日を過ごして「立派なエンジニア」になれるよう頑張ってください。
故障診断競技 優秀賞
神奈川トヨタ自動車株式会社
マイクス本社店
2004年卒(1級修士科1期)
矢部寛明さん
私は2004年に1級修士科1期生として卒業し、神奈川トヨタ自動車㈱に就職いたしました。常に最先端の技術を身につけたい私にとっては簡単な選択でした。入社2年目でメンテナンス競技に挑戦させていただきましたが、その時は現場経験が浅く、他の先輩エンジニアの方々の壁を越えることができず地区大会で予選落ちしてしまいました。この時とても悔しい思いをしたので、次こそは夢の舞台の全国大会に出場し日本一を目指すことを決意しました。
そして昨年から今年にかけ、今度は故障診断競技でチャレンジさせていただく機会をいただきました。結果は地区大会で準優勝ながらも何とか全国大会の切符を得ることができました。結果は、表彰台には上がれず優秀賞でしたが、夢の舞台でここまで頑張って学んできたことをすべて発揮することができたので悔いはありません。
まだ入社し年数は浅いながらも、ここまでいろいろな経験をさせていただいたのは、充実した設備と優秀な先生方がそろっているトヨタ大学校で大切な基本をしっかり学べ、しっかりとした土台が出来たからこそだと感じております。また、チャレンジするチャンスをさしのべてくれた弊社にもとても感謝しております。
今後は、自分自身の更なるスキルアップを目指し、エンジニアを目指す方々の教育・アドバイスなどを行っていきたいです。それが私をここまで育てていただいた母校と弊社への恩返しになると感じております。
故障診断競技 敢闘賞
栃木トヨタ自動車株式会社
佐野店
2001年卒(専門科29期)
本橋明幸さん
後輩の皆さんへ
学校生活での日々の勉強の積み重ねが基礎となり職場でも役立っています。知識、技術だけではなく人間性も磨く貴重な時間だと思うので1日1日を大切にして頑張ってください。
故障診断競技 敢闘賞
福島トヨタ自動車株式会社
福島鎌田店
2002年卒(専門科30期)
杉本裕樹さん
後輩の皆さんへ
学校での成績が良くなくても必死に努力すれば夢は叶えられると思います。が、学生時代にもっと勉強しておけば良かったと思う事がありました。 今からしっかりと目標を定め、それに向かって頑張ってください 。
メンテナンス競技 優秀賞
山形トヨタ自動車株式会社
米沢店
2001年卒(専門科29期)
武田 匠さん
憧れの技術コンクール全国大会で優秀賞をとれたことは、とても嬉しいことでした。
この様な結果が残せたのは応援してくれた方々や一人少ない状態でがんばってくれた店舗のみんな、指導していただいたトレーナーや相方のおかげだと思います。ありがとうございました。
メンテナンス競技 敢闘賞
栃木トヨタ自動車株式会社
八幡山店
2003年卒(専門科31期)
寺内孝之さん
後輩の皆さんへ一言
サービス技術コンクールに出場して感じたことは、今の整備は技術だけではなくお客様の気配りも同じくらい大切ということを感じました。学校で様々な技術と知識を学び、将来はただ車を直すだけではなく、多くの人から感謝される整備士になれるようにがんばってください。
PS 全国大会に出場するとその大会専用のカッコいいつなぎと金色に輝いた工具が全員にもらえます。優勝~3位まではそれぞれの方が「海外研修ペア旅行」に招待されます。